【母娘フランス旅行記・11】帰国する日の1日。
フランスは日曜日では多くのお店が閉まっているため、空港に早めに行って空港内の免税店などを楽しむことにしました。
ゆっくりと朝食
朝食をいただきに地下に行くと、この日も誰もいなくてフロントに人を呼びに行こうとエレベーターに向かうと、向かいの奥の倉庫で食材を準備していらっしゃいました。
こういうゆるりとマイペースな仕事の仕方、好きですけどね。サービスを受ける側としても緊張がほぐれるというか。
この日は日曜日。関係あるのかないのか日本人観光客の姿もありました。(土曜日に飛行機に乗ってきたのかな。)
時間を気にせずゆっくりと食事をとり、部屋に戻ってゆっくりと荷造り。室内のゴミをまとめて退室しました。
チェックアウトします。
フランスはチェックアウトの時に、宿泊税なるものを支払います。(最初に支払った宿泊費とは別払い)もちろんクレジットカードで支払い可です。
母が初めての海外旅行で、すごくいい思い出になったそうです。本当にお世話になりました。
それはよかったわ!どう、お母様、楽しめました?
楽しかったです。ありがとうございました。
『Merci beaucoup!!』(ありがとうございました!)
みたいな感じでホテルを後に。
記念にホテルの前で写真を撮って、オペラ座のバス停に向かいます。日が昇っているのに道中ほとんど人通りはなく、しかし明らかに日本人だなーと思える人たちを何名か見かけました。まぁ私たちもですが。
道が空いているので写真を撮りながら歩き、ちょうど来ていたロワシーバスに乗り込みます。すると元気のいい運転手さんにあいさつされました。
ニーハオ!どのターミナルで降ります?
まぁヨーロッパの人から見たらアジア人見分けつかないよね。
ちなみに、何故海外でニーハオって挨拶されることが多いかというと、中国人は日本人に間違えられると怒りだすことがあって、日本人にニーハオって言っても受け流すかららしい。ってどこかのブログに書いてありました。
2Eです。
OK!(メモメモ…)
どうやらこのバスのお兄さん、乗客の利用ターミナルを集計して誰も利用しないバス停は通過してくれる様子。車内放送もとても丁寧で、元気に楽しんで仕事している姿が印象的でした。
次は2E~、2E~! その手前は停まらずに2Eで停まります~
たぶん2Eって10回は言ってくれてた。3か国語くらいで。
日曜日午前は道路がすいています!
ちなみにフランス旅行で土曜日夕方・日曜日午前帰国はとってもおすすめです。週末は皆さん休暇のために郊外に行っているため、道路がとってもすいています。ほぼ時間通りに空港に到着できます。
シャルルドゴール空港
エールフランス航空で帰ります。
まずスーツケースを預け入れしに行きます。自分でラベルを印刷して貼り付けてから受け渡しする方式でした。
お土産はお茶が多かったためか、かなり軽量な荷物の預け入れになってしまいました。何故かフランスでエスニック米を買おうとしていた母を止める必要はなかったようです。(と思ったらちゃっかり買って帰っていた)
2E、ゲートM お土産購入
2Eから日本への直通便のほとんどはゲートKであるという情報をつかんでいたので、そのつもりで下調べをしてきたのですが実際はゲートMでした。
お店は問題なくたくさんあったので問題なかったのですが、「パン、買って帰りたいねぇ」とパンを買えるところを探しましたが軽食処にバケット単体があるわけなく、サンドイッチの行列がそこにはありました。まぁ、フランスのパンはどのみち日持ちしないし、仕方ない。
その後現れた大きな食料品などの免税店で、諦めかけていたマリアージュフレールの紅茶を発見。母も興味を持ったのかサンプルを嗅ぎ試しはじめ、結局私と同じものを選んでかごに入れていました。
私の分を「今回のお礼に」と、母がプレゼントしてくれました。ありがとう、缶も大事にするよ。
その後母はしばらくワイン売り場へ。私が10年以上前フランスに来た時にワインが美味しかったと散々宣伝していたので購入を楽しみにしていた模様なのですが、種類に悩んでいました。
ワイン買いたいけど、どれにすればいいのかわからん
その時、アジア系(多分日本人)のおばさんがすーっと、私たちの目の前にあるとあるワインを手に取りレジへ去っていきました。
(さっさか)(そそくさー)
見もせずに買うってことは、きっと美味しくてリピート買いしてるのかもよ。
そっか。
そしてそのボトルと売場中央の在庫モリモリ販促コーナー的な場所のを1本選んでいました。(結局、そこまで特別には美味しくなかったらしいです(笑)次は下調べしていこうと思います。)
ワインで荷物が重くなったためか私たちの購買意欲は落ち、搭乗口付近で待つことに。機内で飲む水を調達するために母に荷物を預け売店のレジに並んでいると、空港内に置いてある誰でも弾いてOKなピアノの音が。Celine Dion の「 My Heart Will Go On」が静かに優しく演奏されていました。
♬♬~♪~♪~
搭乗
来るときはプレミアムエコノミーだったのですが、帰りはエコノミークラスで有料事前座席指定をしました。後方座席だと2席シートがあり通路幅も少し広くなります。
画像
特に座席を狭いと感じることはありませんでした。身長165㎝以内で特に太っているわけでなければ、そんなに窮屈に感じないと思います。
机が小さく、ひざ掛けは羽毛でなくフリース。でも充分暖かかったです。機内食も、プレミアムエコノミーとは違いますが充分美味しかったですよ。(洋食は。)
正直申し上げますと、エコノミークラス後方2席へ座席指定で十分でした。(すまんなプレミアムエコノミー)ただ、静かさを求めるならプレミアムエコノミーと思いました。前方の人々のざわめきと近くにあるトイレは仕方ないです。
まぁ多少うるさくとも、母は好きなミュージシャンのライブ映像を見つけたと喜んでいたので爆音で聞いていただろうし、私も映画「アラジン」を見つけて2回見てました。長くなるので語りませんが、控え目に言って最高でした。(ジャファー役の俳優さんかっこいいと思うんだ。)
オーロラを見よう
私たちが有料席指定をした理由がもう一つあります。絶対に左側の窓側を確保するためです。冬の夜便、最も北に近づくタイミングでオーロラを見ることができるかもしれないと思ったのです。
2人で15~30分くらい置きに外を監視していると、ロシア上空で白いもやもやとした雲のようなものが。霧や薄い雲が光に反射しているようにも見えるそれは、だんだんと大きくなっていきます。
すみません、ちょっと教えてほしいのですが窓から見えてるのはオーロラですか?
(なになに、どれどれ)ええ、そうですよ、あれはオーロラですね。
席を立ち、トイレとおやつ確保をして側にいたCAさんに一緒に見てもらい確認してもらったところ、彼の落ち着き方からして出現は日常茶飯事なのだと悟りました。(ちなみにオーロラは英語ではnorthern lights)
確認してもらったけどやっぱりオーロラだって!
まじか
その後交代でしばらく窓を見てました。徐々に大きくなり、だんだんと小さくなっていきました。30分くらいだったと思います。写真も挑戦しましたが全然ダメでした。次はちゃんと夜空も撮れるカメラを持ってこようと思いました。
後方席だとエンジンの側にある灯りも映るので、前方の席か飛行機のエンジンより前のプレミアムエコノミー席でないとオーロラ撮影は厳しいかもしれません。
成田空港
成田空港に到着してまず思うことは、表記があたまにやさしい事がありがたいなと。(日本語表記)空港自体もとてもコンパクトで、無駄に移動せずにエスカレーターで階を下がればすぐに電車にも乗れるので嫌いじゃないです。
荷物をピックアップし、手荷物をショルダーだけにして他は全てスーツケースの中に移して動きやすくします。
母が行きで気になっていたお店を見たいと言うので、駅ビル内に立ち寄ってから帰ることに。キャスキッドソンのリュックをセール価格で買えたようです。(この約3か月後にキャスキッドソン日本法人は破産してしまいましたが…)
おうちに到着
レンタルしていたスーツケースからさっさと荷物を出して、返却準備。返却は母にお願いして宅急便手配してもらいました。妹も合流して、出発前に行った定食屋さんに食事に行きました。
和食も最高!!
その後母の家に戻って、お土産話をしながらおやつのお菓子をみんなでつまんでいたりしました。疲れている時のこういうグダグダする時間、結構好きだったりします。
個人的感想としては、とにかく母が喜んでくれてよかった。
正直私はろくに国内旅行の経験もなかったし、いつも誰かについて行く旅行しかしたことがなかったから自分が海外旅行に人を連れて行くなんて、考えただけで恐ろしい。って思ってた。
行く直前もすごく怖かった。ビビってました。
だから、あえてその考えが頭の中に入るスキがあまり生まれないように、必死で計画したつもりでした。
実のところ現地のホテルの部屋に入った瞬間とかね、もうここから出たくないって思うくらいには現地でもビビってましたし。
人間、やるんだと決めて突っ走ればなんとかなるんだなって。そしてそのパワーは、自分のためだけじゃなくて、誰かが関わった時に特に強力に発揮できるんだなって。
後日談を書く予定です。
~旅行記おしまい~
Thank you for reading!