海外へ行ったことのない親の誘い方

親を誘う

国内旅行は好きなのに、海外にも憧れを持っているのに、今まで海外旅行に行ったことのない人を海外旅行に誘うのはかんた

以下、誘う時の段取り、私の体験談をご紹介します。

前提

親御さんが国内旅行好き海外にも憧れを持っているけど踏み出せていない場合の誘い方です!
そもそも旅行が好きでない人、純粋にオンリーラブジャパンという人もいるので無理に誘ってしまわないように。

「収束したら行ってみない?」ここぞというタイミングで

収束したらさ、フランス一緒に行ってみない?

人生のプチ節目とか、どこかの何かのタイミングで誘いましょう。

昇格昇給、婚約、家族の冠婚葬祭、転職、親御さんの誕生日・記念日などなど

2020年現在、外出は難しい状況なので、「収束したら、行ってみない?」「収束したら一緒に行こうよ。だから、それまで健康でいてね、体力落とさないでね」と伝えられればベストではないでしょうか。

我が家は台風被災中&奨学金返済終了をキッカケにして切り出しました。
大きな地震もいつ来るかわからないし、台風でさえこんなだし、健康だってお互いにいつどうなるかわかんないから、行けるうちに行こう、と。(行ってきた直後世界的大流行になってしまったのでギリギリ駆け込みで行ってきた感じでした)

いつかいつか、そんなことを言っていたらまた外出できない事態がいつ来るかわかりません。健康状態も今の状態が続く保証もありません。今の事態が収束したらすぐ行くくらいの気持ちでいましょう!

具体的な国名を伝える

その際、できたら予め親御さんの興味を持っている国を探り、ピンポイントで誘ってみましょう。

以下で親御さんの興味を持っている国の探り方についてまとめています。

一緒に行くから大丈夫(ここ大事)

ある程度年を重ねて固定概念が出来上がっている状態で初めて海外に行くってすごく不安を持っています。不安じゃなかったらもう自分で行っていますから。

とにかく、親に「えーなんか不安 この子本当に海外になんていけるのぉ」と思われては話が進まなくなるので、自信だけは持ち合わせるように

もしご自身(誘う側)も海外行ったことがないのであれば、大手旅行会社の実店舗で担当者としっかり打合せして添乗員同行のツアーを契約すればいいんです。この担当者に任せれば大丈夫だし私も一緒だから大丈夫だよって言えばいいんです。

信頼を得る切り札の用意

たとえ担当者や添乗員がいたとしても、親御さんの海外に対する概念次第では、上手く誘えないこともあるかもしれません。我が家も、返事をもらうのに1週間以上かかりました。

自分も不安なら、一度行って自信をつけてしまう

親を海外旅行に誘う上での信頼を得る切り札として

・海外旅行に関係する仕事をしている
・英語が堪能

などがあると思いますが、やはり一番は

・海外旅行に行った経験がある
・(親の興味を持っている)その国に実際に行ったことがある

ではないでしょうか。

何も下調べのために海外旅行しましょうとは言いません。
ですが、もしご自身も海外旅行に不安を覚えていたり、家族、一族内で誰も海外旅行に行った人がいない状況であれば、一度友人など海外旅行経験者とともにまず海外へ行ってみることも大きな前進になります。

自分もビビってしまうのであればまずは自分の殻を打ち破りましょう。近場であれば週末の1~2日でも十分行けます。

~昔話~

ちなみに私の一族は誰も海外に行ったことがありませんでした。特に父は、飛行機に乗ることに消極的で、私が初めて海外に行くときに結構反対されました。海外旅行慣れしている先輩達と一緒だからと説得して行ってきました。

しかし、私が実際に行って帰ってきた後、父は覚醒して自分から海外旅行を計画して行くようになってしまったのです。本当は行きたかったんだなぁと。(初めての時は飛行機事故の情報収集、映画をたくさん見ていました(笑))あれから15年くらい経ちますが最近まで毎年、年に数回海外に行っていました。

身近な人間の行動実績ほど説得力のあるものはないです。

親の固定概念、不安材料を減らす、消す

我が家は、私が10年前ですがフランス・パリに行ったことがあったので母をフランスに誘いやすかった部分もありました。

しかしその思い出話に「財布をスられた」出来事があったため、「海外は治安が悪い」と思い込んでしまったのか、かなり不安がっていました。なので治安の問題に対する不安を払しょくする情報・対策を一緒に話しました。

外務省のホームページには、治安状況や発生状況、防犯対策などの最新の情報が国ごとにあります。
ネット上の情報は分かりやすく書かれたものが多いですが、最新情報はこちらでしっかり把握しておきましょう。

下の方にスクロールしていくと、国別で現地の詳細を検索できます。

具体的な訪問先まで探って提案する

親の興味がある国で、親の行きたそうな場所、興味ありそうなものをあらかじめピックアップしておきます。

要は、現地での「実際に体験できること」「楽しめるポイント」ごと提案しよう、という事です。

韓流ファンであれば撮影地巡り、グルメ好きならグルメツアー、古城好きなら古城めぐり 
など。

親御さんの中で漠然とした良いイメージが膨らんでいる状態(おフランス~キラキラうふふっ、みたいな)で具体的な場所の提案が思いつかないのであれば、パッケージツアーに良く出てくる場所をピックアップしておくだけでもOKです。

行き先提案が必要な理由

 以下は経験談なのですが、私は最初母に直接行きたいところを訊いてみたのですがなかなか決まらず、私の方から観光地を提案しました。

しかし一度フランスに行って帰ってきたら、

「スペインのサグラダファミリア見たい」(そういえば録画してたな)
「今度フランスに行くときはアルザスの方も行きたい」(これも録画してたな)
「ウィーン行きたい」(そういえばモーツァルトCD結構聞いていたよね)
「昔ベルギーの町の写真で絵を描いたのよね、実際に行きたい」(お、おう・・・)

と、次から次へと具体的な候補を言ってくるじゃありませんか(笑)
フランス行くときもこんな感じで言ってくれれば助かったんだけどな(-_-;)

実際に海外旅行を経験したことで、「行こうと思えば本当に行けるんだ」と実感を持ってもらえたみたいです。と、いうことで最初は、実際に海外に行く というイメージが難しいのだと思いますイメージするとしても、パッケージツアーを眺めてその範囲内という可能性もあります。

代替案も考えておく

海外は乗り気じゃないけどせっかく誘ってくれたしなぁ…と要らないところで気をもまれても悪いので、何か代替案も用意してあったらいいと思います。

フランスでなくてもさ、沖縄とか、新幹線で九州とかでもいいと思ってるよ~!せっかくだし今まで行ったことないちょっと遠くにいってみるのもどうかなって思ったのよ。

別に気張って海外じゃなくても、飛行機に乗らなくても、一緒にいつもと違う場所でゆっくり楽しもうってことを伝えられたらそれでいいんです。

ただ、それが親の今まで行ったことのないところ、やったことのない事に対して少し背中を押すことができたらもっといいな でいいんです。

目的は、あくまで「親孝行」なのですから。