【海外旅行】60歳以上の母親の注意したい『体力』
日本を離れ、テレビでしか見たことのない土地へ向かうため約1週間慣れない土地に母と一緒にいて、60代(女性)の体力について私が自分の視点で実際に肌で感じたことを書いています。(一般論も書くと長くなってしまうので割愛します)
《この記事の要点》
60代以上の親と遠距離の海外へ数日滞在予定の旅行を計画する際は、
・体力を温存できるような方法、手段を時間的・経済的に可能な範囲で選ぶ
・可能な限りスケジュールのゆとりは多く持つ
子が親の体力を見積もり誤る、親が自分の体力を過信する
子が親の体力を見積もり誤る
今一度、親の体力を今までの延長線で見積もってしまっていないか確認を。
いつも親と一緒に過ごして来た方も、実家を出てしばらく経っている方も、親の体力について改めて考えてほしいです。時間経過と共にわたしたちは歳を重ねていますが、親世代については考えたくないけれども衰えが進んでいます。
本人と話し合うにも、親には親のプライド、老いを認めたくない心理がありデリケートな部分です。
しかしあまりにも体力の心配をしていても限られた時間で旅行を楽しんでもらえないので、うまくバランスを取ってプランニングしていかなければならないと感じました。
親が自分の体力を過信する
親本人も今までの延長線で自分の体力を考えている可能性があります。
私達も、実際に行って母は口ではああ言うけれどもだんだんと疲労に耐えている表情になってきているなぁと思う場面がありました。
母本人は体力に自信があったようで、本人の希望も合わせなるべく多くを効率良く観光できるスケジュールにしていました。実際は本人が思う程には体力が追いついて来ていなかったのです。慣れない地の旅は本人が想定している以上に体力を使っていました。
慣れない状況下で起こりうる事
事前に起こりうることを想定し、出発前に体調管理や精神面でのケアができたらベストです。また、親だけでなく自分にも起こる可能性もあります。考えられるものはたくさんありますが、実際に起きてしまった事をご紹介します。
<私達の旅で実際にあったこと>
・興奮して眠れない(寝不足)
→全体のパフォーマンス低下
楽しみにしてもらえていたことは企画した私としては嬉しいことでしたが、新しいことに触れて気疲れしてぐっすり眠れるパターンを想定していました。眠れない夜に2人で会話したことは今となっては思い出ですが、体力回復の基本である睡眠はきちんと取れるようにしておきたいところです。
次回、安眠を促すお茶を持っていこうと考えています。
個人差はあると思いますが、スリーピータイムというお茶は飲んでから30~1時間くらいで穏やかに眠くなってくるのでおすすめです。(初めて飲んだ時は味に期待をして安眠効果に期待していなかったのでびっくりしました)日本ではカルディでも購入できます。
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・感情のたかぶりや緊張でお腹の不調発生
→出発時間の再調整(観光する時間が減ってしまった)
話を聞くと、いつも1泊旅行などでも不調をきたしている模様。朝の支度時間を多めにとることで解決できたので良かったですが、前もってヒアリングして最初からリラックスできるスケジュールにしてあげればよかったです…。
・「大丈夫」と自分の体力を過信、無理をする
→途中で疲労で諦めてしまい行きたいところが全て回れなくなってしまいました。
寝不足も背景にあったと思いますが、私も母の体力を多く見積もってしまっていました。「良いよ歩こう。地下鉄だと景色が見れないし」と言われても、過去の記憶に東京ディズニーランドを人一倍歩き回る母の姿があっても、スケジュール全体の体力配分はきちんとすべきでした。
慣れない環境下の不安、食事の偏り、食文化の違いなどの要因も。同伴者に合わせるためだったり気を遣う、開放感や興奮状態で無理をしてしまうなど他にも考えられることはたくさんあります。
まとめ
以上を踏まえ、60代以上の親と遠距離の海外へ数日滞在予定の旅行を計画する際は
・体力を温存できるような方法、手段を時間的・経済的に可能な範囲で選ぶ
・可能な限りスケジュールのゆとりは多く持つ
ことを意識してあげられたらと思います。