【母娘フランス旅行記・2】成田空港→エールフランスで出国

旅行記

早朝、成田空港へ 電車遅延発生!?

まだ外も暗い中の電車は駅に止まるたびに少しずつ乗客を増やしながら各駅でゆっくりと進み、窓からは穏やかな風景が過ぎ去っていく中、足元の暖かいヒーターでぬくぬくとしながら成田空港まで行ければよかったのですが…

乗り継ぎ先で電車遅延発生中の放送が…。

運転見合わせ中で、私達が乗る時間くらいから運転再開見込みとの放送が入ってきました。正直「なんという幸先の悪さよ」とか思いましたが、実際は混雑しただけでほぼ定刻通りに乗ることができました。

こういう時の東武線の車窓景色は癒しである

数十分でしたが、普段車を使っていてあまり電車に乗らない母が慣れないスーツケースで早朝の満員電車に遭ってしまい、バスルートも考えるべきだったとちょっと反省しました。(バスも渋滞に巻き込まれるけどね)

成田空港到着

少しずつ周りに外国人さんが増えていきます。緊張してるのか眠いのかわからない表情(今思えば多分両方)の母もコロコロとスーツケースを引きながら少しずつソワソワしてきている様子でした。

京成線で成田第一ターミナル駅に到着して道なりに進むと、右手にコンビニお手洗い(結構きれい)が見えてきます。なんとなくここでホットお茶を買いましたが、この後ラウンジに行って無料で飲み物をもらえたので結果的に不要でした。

スーツケースをカウンターに預ける

比較的朝早いこともあってか、ほんの数人しか並んでいないエールフランスカウンターを発見。空いていてラッキーと思いつつ、今回プレミアムエコノミーなので隣の誰もいない専用カウンターでサクッとスーツケースの預入れ完了。これ混んでいる時間だったら相当快適ですね。

スーツケースには、プレミアムエコノミーなのでプライオリティーのタグをつけてもらえました。あちらの空港で、荷物がエコノミークラスよりも優先的にピックアップ可能になります。数十分でも渡航先で自由に動ける時間が増えるので嬉しい限りです。

ひと仕事終えたとばかり、母は気分上々な様子で次のエリアに進もうと歩きだしましたが入口方向になぜか前進。おーいこっちこっちと呼び戻すとノコノコ引き返してきましたが、入口にいた案内係のガタイの良い外国人のお兄さんが一部始終を見ていて微笑んでました。素敵な白い歯を見せながら(笑)

カードラウンジへ

さて、無事にスーツケースを手放し次は何をするんだとソワソワする母でしたが朝早かったので少し休もうと、ラウンジへ向かいました。行ってきたのは、カードラウンジのIASS Executive Loungeです。私たちはエポスゴールドカードで入りました。

この写真では閉まっています
中の様子。広々しています。

入口の先のカウンターで対象のクレジットカードを渡すと利用できます。1人1杯まで、お酒ももらえます。

よく某動画サイトにあるようなビジネスクラスの人が使うようなラウンジとは違った雰囲気ですが、ザワザワしているカフェやファーストフード店を利用するより落ち着いていて、何より椅子が大きくて座り心地が良いです。

ドリンクバーの様子

飲み物はファミレスなどのドリンクバーと似たラインナップです。色々なものが選べるのはありがたいですね。コーヒーはドリップ式です。

柿ピーが食べ放題でした。部屋が柿ピーの匂いで充満するのを皆理解しているのでしょう、この時誰も食べていませんでした。

正直どこも暖房がきいていて寒くはなかったのですが美味しそうだったのでホットコーヒーを飲みました。

しばらくしてラウンジを後にし、ぐるっとターミナル内を散策。お店も割引セールをしているところもあったりと普通に買い物に来ても楽しめそうでした。外国人さんが周りに多いと非日常感もあって良かったです。

保安検査場、出国審査

飲み物のペットボトルはゲートの手前で捨ててから入場。いざ金属探知機へ。そこでまさかのメンドウクサイ案件発生。

「ブーツのチャック、金属だわ。」

2人お揃いで寒さ対策にと新調して履き慣らしてきたブーツだったんですが、金属付いていることを完全に忘れて意気揚々と履いてきてしまった私達。

2人揃ってかさばるロングブーツを脱ぎ、母はどうせ見えないからと思ったのか派手な柄の靴下をチラチラさせながらゲートをぐぐり抜け、またいそいそとブーツを装着したのでした。トホホ

あいにくの曇り空

潜り抜けた先には、飛行機がよく見える場所が。思わずカメラを向ける私たち。免税店が立ち並ぶエリアを通り抜け、搭乗口付近へ向かいます。

プレミアムエコノミーはZONE2

私達は今回プレミアムエコノミーなので、ZONE2に並んで搭乗です。うーん、ただ先に入れるってだけかな。この時は。

搭乗

内部の様子。もっとたくさん撮りたかった。キョロキョロしていたら、隣の列の端に座っているグラマラスで雰囲気ある女性と目が合った。その瞬間、彼女はとびきりの笑顔をしてくれた。私も微笑み返した。

びっくりしたけど、なんだか嬉しかった。(その方はアフリカ系の方で、今までアフリカ系の方と直接コミュニケーションを取ったことがなかったので緊張してしまったのです。)私も他人と目があったら、こんな素敵な反応の仕方ができるようになりたいな・・・。

母は緊張しているのかいないのか、通りすがる制服に身を包んだ背丈のあるスラリとしたCAさんや機内放送のなまって聞き取りづらい英語(フランスの方が発する英語)に反応したりと新鮮味を楽しんでました。飛行機が動き出すとずっと窓の外に張り付いていました。

いざ離陸すると、すごくいい驚き顔してくれました。(笑)海外旅行に誘った甲斐があったと、1番感じた瞬間だったかもしれません。

うっすらと富士山

雲から富士山。佐渡島も見ることができました。母はずっと窓に張り付いていて、リクライニング機能に気がつくのは機内食が終わってずいぶん後でした。せっかくエコノミーよりも深くリクライニングできる椅子なのに!

この辺りから、私は一つの問題に直面していました。私たちは水分補給でエビアンのボトルを飲んでいたのですが、私にとっては結構な硬水で、少し飲んだだけでお腹が緩くなってしまい…。トイレに何回通ったことか。心配な方は出国審査の後で飲み慣れている飲み物を買っておいたほうがいいです。

機内食

エールフランスでの飲み物は無料の範囲内でシャンパンも選べます!

洋食
和食

CAさんはやたら味噌スープを勧めて下さったのでおずおずと1杯お願いしました。和食を選んだからなのか、ミソスープが日本人の生命線と認識しているのかはわからないけれども。美味しかったです。

ちなみに、コーヒーは美味しかったのですが、紅茶は期待しすぎたのかちょっと残念でした。(淹れてから時間が経っていただけかも)

美味しいしボリューミーで、デザートまでお腹に入らず。後で食べましたが、今まで食べてきたスイーツランキングに入るくらいすごくおいしかったです。ちなみに洋ナシのタルトでした。

写真が微妙?すまんiPhone8だ。

次第に夕方になり夜になりそうでならない空に。私達はパリに夕方着になるので、北の方に近づくほど夜になり、南下すると空が明るくなる様子が窓から見ることができました。

母「見ていて飽きない。」
私「向こう着いたら動くんだから休んでおきなー」

2回目の機内食

ホットココア美味しかったです。甘かったけど。そして十勝の存在感よ。
包の中はチキンのサンドでした。けっこうな熱量補給量。

機内食の後、スマートフォンのSIMカードをヨーロッパのものに入れ替えました。(もちろん機内モードでね)Amazonで売っていたカードです。レビューによればあとは現地で再起動すればネットが使える、はず。(と、この時は思っていました。実際はホテルのWi-Fi環境下で説明書見ながら設定しました。)

北欧の上を飛んでいたようです。

パリのシャルルドゴール空港に着陸まであと少しとなり、私たちは一旦脱いでいたブーツを履こうとするのですが…。気圧でキツくなっていました。海外旅行のブーツはショートブーツがいいですね勿論金属チャックもついていないもので。

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