【母娘フランス旅行記・4】冬のモンサンミッシェル日帰りツアー(前編)寄り道村
<この日に私たちがしたい事>
・モンサンミッシェルの修道院と島内を冒険する
・パン屋さんでパンを買って食べる
今回事前に日本で1日バスツアーを申し込みしていました。個人で電車やバスを手配するよりもわかりやすく安心できると感じた為です。以下、私達が利用したツアー内容です。
モンサンミッシェル1日ツアー(フリープラン) ・日本人ツアー。バスガイドさんも日本人。 ・ノルマンディーの田舎町に数十分間寄ってくれる ・昼食・修道院の入場券無し(希望すればバスの中で購入可能) ・バスはトイレ付き
早朝のパリを出発
1月下旬早朝、まだ日の昇らないパリ。私達は宿泊先のホテルから歩いて15分ほどのバスツアー集合場所に向かいます。
ツアー集合場所までの道は、ほとんど人が通っていなくて静かでした。5人もすれ違わなかったかもしれません。
バスの集合場所に着くと、話しかけやすい雰囲気のガイドさんがツアー会社のジャンパーを着て、手には日本語の案内プレートを持って待っていてくれました。集合時間の約10分前、名前を告げバスに乗り込みました。
ツアー参加者の客層は、お子さんはゼロ、若い友達同士・カップルは2,3割、30~60代くらいがほとんど、男女比は少し女性の方が多め、3人以上のグループもいました。女性のおひとり様もいましたよ。
バスは座り心地の良い椅子でした。座る席によって空調のききかたが違うとのことでアナウンスがありました。座る位置を選びたい方は早めに到着したほうがいいです。(進行方向から見て右側に座ると道中でモンサンミッシェルが良く見えます。)
出発時間の7:20になり、バスが動き出すとガイドさんがツアーについての説明をしてくださいます。今回は日本人ガイドさんと、フランス人運転手さん2名(途中で交代)での旅でした。
バスはライトアップされた凱旋門の周りをぐるりと周り、シャンゼリゼ通りも視界に入れた後に郊外に向かう道に入っていきました。反対車線にはお勤めに向かう車が列を成していました。
少しずつ空が明るくなってゆき、バスの外から見えるものについてガイドさんが説明をしてくれます。途中、カマンベールの歴史やバイキング(食べるほうではなく海賊のほう)の歴史の話などなど。
なんとなく聞いていたので内容はあまり覚えていないけれど、ガイドさんがバスでマイクでまめちしき話しているのを聞きながらうとうとするのが好きだったりします。(失礼な奴でスイマセン)
寄り道村、ポン=レヴェック
ウトウトしていると、寄り道予定の田舎村に到着しました。今回私達は「ポン=レヴェック」という村に立ち寄りました。チーズ、リンゴのお酒シードル、カルヴァドスで有名なのだそうです。
最初にトイレ休憩させていただけるレストランに立ち寄りました。お店の方はにこやかに私たちを迎えてくださり、(私たちが訪問した時は運の良いことに)お酒の試飲まで提供してくださいました。
カルヴァドスと聞くと、冬に季節限定とかであるチョコレートで食べたことあるなーといった程度の認識でした。確かに同じ系統の味でした。お土産屋さんも併設されています。可愛らしい雑貨や、シールドやカルヴァドスを使った商品もありました。
一度バスに戻り、広い駐車場に移動してから村での自由時間になります。バスの運転手さんの1人が日本語で
「さむいー、サムイ。寒い?」(発音イントネーションを試してる)
と話しかけてくださいました。運転手さんもフレンドリーな雰囲気です。
自由時間は40〜50分ほどでした。ガイドさんが教えてくれた見どころを押さえて廻ります。こじんまりとした雰囲気がとても可愛らしい村でした。
教会のそばに小川があったのですが、複数の鳥がたくさん鳴いていて、その鳴き声が母がツボにはまったのか爆笑。確かに独特の鳴き声だけど、ツボそこ?!
次に、ガイドさんが教えてくれたおいしいパン屋さんへ。絵本に出てきそうな可愛らしいパン屋さんでした。数ある中から、私達はクロワッサンとパンオレザンをチョイス。
お会計に並んでいると、後ろに並んでいた恰幅の良いおじさんが身振り手振りで「これおいしいよー」と丸いパンを教えてくださったので、それも買うことに。
私達がパンのお会計を終えて振り向くと、同じバスツアーの人たちがお会計に列を成していました。混む前に来てよかった。みなさんに、「これがおいしいらしいですよ。」と例のパンを宣伝して、お店の外へ。
とりあえず「フランスのパン屋さんでパンを買いたい」を達成。母はパンの入った紙袋を小脇に抱えて、街並みの写真を撮りながらバスまで戻りました。
バス内では、何人かは購入したパンやお菓子を食べていました。先程現地のおじさんが教えてくれたまるいパンを何人かは買ったようで食べていましたが「あんまり美味しくない」と不評でした(笑)
私達も食べてみましたが、シュークリームの皮のおやつって感じでした。個人的にはまた買うことはないけどあったら食べるかなといった印象。教えてくれたおじさんの補正もあり良い思い出になりました。
バスでパンフレット配布
ガイドさんよりモンサンミッシェルのパンフレットが配られました。カラフルでかわいい。
入場券や食事がプランに入っていない人はここで現地より安く入場券や食事券を買えるというアナウンスがありました。私達は先程パン屋さんでお昼ごはんは買っていたので入場券をお願いしました。
モンサンミッシェルではふわふわのオムレツが有名です。事前に母とこの日の食事をどうするか話し合ったところ、オムレツはあまり興味ないと言われ(苦笑)それより島内冒険に時間を回そうということになり私達は計画にオムレツを入れませんでした。ちなみに日本でも銀座に同じオムレツ屋さんの支店があります!
ガイドさんによると、プレ・サレ(羊肉料理)も有名とのことでした。モンサンミッシェル付近の牧草地は潮の満ち引きによって栄養価が高く、そこで育った羊さんは美味しいのだそうです。
ガイドさんのアナウンスでバスの外を見ると、遠くにモンサンミッシェルが見えてきました!
モンサンミッシェル対岸に到着
ここから、選んだプランによって行動が分かれます。(様々なプランの人が同じバスに乗っています)
・食事入場料込、日本語ガイド付プラン(団体行動)
・+1泊プラン
・私達が選んだフリープラン(バス送迎のみ)
のプランが存在していたようでした。
フリープランだったのは私達母娘ともう1グループのみで、それ以外の方達はガイドさんと一緒にレストランに移動して行きました。ちなみに食事込みプランのレストランは有名オムレツ店ではない対岸のお店で摂っていたので、有名店オムレツを目的とするなら、含まれるプランを選んで申し込むかフリープランを選んで個人で訪れるかになります。私達以外の1グループがオムレツを食べたのかどうかはわかりませんが。
まずモンサンミッシェルの島へ向かう無料バスに乗ります。混んではいないけれども空いてもいない状況。車内は興奮する多国籍観光客のトークであふれています。
歩いて渡ることもできるそうですが、寒かったのでバスに乗りました。数名歩いている人たちもいました。遠景で写真をゆっくりと撮るには良さそうです。
ちなみに、このようなツアーで参加した場合、島外の浅瀬に降りることはしないでとガイドさんはおっしゃっていました。理由は靴が泥で汚れてしまうためお借りしているバスが汚れてしまうからです。
どうしても浅瀬に降りたい方は履き替え用の靴を持っていくなどツアー主催者さんにご迷惑にならないように配慮できたらいいのではと思います。
モンサンミッシェル島内へ
やっと到着です。さてここから、私たちはお昼ご飯を食べる前に修道院に向かって行きます。じっくり見たいからすいている時間に見たいよねとのことで他の人がご飯を食べている時間帯に行ってきます。
門をくぐり抜けた先は、写真やTVで見てきた世界が広がっていました。そして、閑散期だからか閉まっているお店も多く、修復工事をあちこちでしていて有名な真ん中の通りも石畳の張替え?をしていました。今しか見れないという意味では貴重だなーと思い写真をパシャリ。寒い中お疲れ様です。
お店は確かに閉まっていましたが、お土産購入に困るほどでもありませんでした。カフェやレストランも営業しています。
道中のサンピエール教会も独り占めに近い状況で見ることができました。