【母娘フランス旅行記・10】午後からルーブル美術館へ
ストライキで開場時間変更のため、私たち母娘は後半行く予定だった場所を先に午前中にまわってまたルーブル美術館に戻ってきました。
ルーブル美術館
時刻は13時ごろ、ルーブル美術館に入場しました。朝、私たちが時間を訊ねた入場整理をしていた係員のお姉さんが同じ場所にいらしたので手を振ってみたら覚えていてくれてました。
入場にかかった時間は2,3分順番待ちしただけでした。
私は1度10年位前にここにきているのですが、当時、周りはみんな写真撮っているけれども美術館で撮るのはイケナイ気がして1枚も写真を撮らずに帰ってきてしまっていました。
それもあってあまり覚えておらず、モナリザちっさ!(思っていたよりも)くらいの思い出しかなかったので今回新鮮な気持ちで楽しめました。(記録がないと記憶保てない系)
今回、レオナルドダヴィンチは特別入場券が無いとエリアに入ることができず、モナ・リザは見ることができませんでした。チケットは、私が日本でネットで購入しようとしたときには既に完売していました。残念。
まず、母の目的であるミロのヴィーナスとサモトラケのニケを探しました。内部は改装工事をしているところが多く、真っ白なパネル張りになっている壁を迷路のように進むエリアがかなりありました。有名な作品の写真と矢印があちこちにあり、上記の2つのような超有名どころはあまり迷わずにたどり着けました。
最初サモトラケのニケは通りかかったのですが、「こんなんだったっけ」とスルー(笑)やっぱりあれだったっぽいなと引き返して見に行きました。やれやれ。
ミロのヴィーナスを見た後、流れで側にある彫刻類を見ていきました。私はあまりこういうのは詳しくないので母について行った感じでしたが。写真も一生懸命取っていて興味があるようでした。(やたら彫刻のお尻の写真を撮るのはやめなさい、と心では思っていたりする。)
そのあとが問題でした。ルーブルは迷うと情報は掴んでいたのですが、想像以上でした。
迷っていると、ナポレオンの居室(豪華な空間)エリア近くに来ていたので、母を誘って見に行くことに。(個人的に気になってました)
ルーブルにこんなところあったんだ…と。とにかく豪華です。
一つそのテーマのエリアに入ってしまえばずっと見ていけるのですが、そのエリアも見つけるのが大変でした。しかも改装中なので閉鎖エリアや迂回道が多く、行きつくのに一苦労でした。
ようやく母が見たいと言っていたリシュリュー翼2F(日本の3階)を見て回りましたが、一部エリア封鎖などで母が下調べしていた作品は見ることができなかったようで、ゴキゲンナナメ3割疲労5割シワ2割な顔してきました(笑)
絵画の学がない私は絵よりも空間の雰囲気とか匂い(何て言うんです?あの独特の古い建物と物の匂い)の方が印象的で記憶に残っていたりします。
ここで少しベンチのある部屋で絵を見ながら休憩しました。ルーブル美術館は広いのでとにかく歩いて疲れます。次どうしようか、という事で「ハンムラビ法典」を私からリクエストし、ひとまずお店で休むことに。
スターバックスでコーヒーを飲んで休んでいると、隣のフードコート的な場所で生のミッキー(パリだからレミー?)が。反応が大きいのは聞きなれた言語でしたが、日本と比べたら全然汚い感じではなかったです。店員さんたちは「なんかいたか?なんかいるな?」的な反応(笑)
私たちはキッチンに比較的近い場所の席にいましたが、下手な日本の飲食店やスーパーの変な臭いのするキッチンよりもよっぽど清潔な印象でした。国によって扱いや反応が全然違いますね。
休憩後、ハンムラビ法典を目指します。途中でまた彫刻のあるエリアを通りましたが、イーゼルを構えてデッサンをしている美術学生さん(?)を何人か見かけました。狭い場所なんかは美術館というよりは学校の美術室の裏にある準備室のよう。「ここはパリである」補正も効いていてなかなか雰囲気の良い空間でした。
ハンムラビ法典は、私たちが来た時には227番にありました。正直、教科書に載っていたあれそのままです。
そのまま古代エジプト美術のエリアへ。全体的に空いているのに、ミイラだけは行列。私は昔上野の国立科学博物館でまじまじ見た記憶がまだあるので今回は遠慮しましたが。
一通りエジプトエリアを見て思う最大の疑問「わざわざ遠いエジプトからこんなに持って来なくてもよくない??」まぁ当時色々あったんだろうけども。
私たちもけっこう迷子になり、母が口をへの字にひん曲げてましたが、私たち以外にも道すがら金髪のきれいなお姉さん観光客がパンフレットバサバサしながら迷子状態を逆切れしているのを見ました。(苦笑)
迷子になる主たる理由は、ずっと同じ階を進むことができないことが多かったからかもしれません。途中で階段が現れて強制的に上か下の階に進むことになるのです。
案内端末(なぜかDS)の貸し出しがあったようなので、次回は使ってみようかなと思います。持っている人ほとんど見なかったけれども。
あと、(この当時)館内でマスクをしているのはアジア人だけでした(多分日本人)当時コロナウイルスが流行る前で、町でマスクをしている人は皆無だったので目立っていました。(当時のフランスでは、マスクをしている人は病気という認識)室内がほこりっぽかったのは同感するけれども。ここが日本だったら私もしてたとは思います。
お土産売場
画像無いです。あまりお店って撮影しちゃダメと思う。
地下の1本道にひろがるお土産屋さんはやはり混んでいました。ニケさんのいい感じの小さいキーホルダーが欲しかったんですがちょうど良いのが見つかりませんでした。(きっと使っているうちに翼とか折れるんだろうけど欲しい)
妹に一捻り(ネタ的に)あるお土産を選ぼうとしてひと回りはしました。モナリザファイル数点(妹の作業机に目だけは隠さず隙間なく並べて渡す)、ミニエッフェル塔(メイドインチャイナ)、ツタンカーメン的な形の棺型缶ケース、モナリザの目の部分だけプリントされた眼鏡ケース、うーんどれも、買って行ったら怒られる。(結局日本で見ないお菓子と大きめなメダイユにしました)
母がスカーフを買いたがっていて、せっかくだから名画がプリントされたものがいいかなと選んでいました。最終的に、とてもシックで素敵だけど広げるとモナリザさんがデーンと現れるデザインにしようかどうかで迷っていました。
結構なんでもあります。モナリザグッツが圧倒的に多いとは思いましたが。
お土産屋さんというか観光地あるあるな、商品がどっさりで素材と価格のバランスがイマイチ(デ〇ズニーストア低価格帯以下)に感じたので結局2人とも何も買わずに帰りました。(ユーロ円が高かっただけ?)
カルーゼル・デュ・ルーブル
ルーブル美術館の地下に「カルーゼル・デュ・ルーブル」というショッピングモールがあります。地下の出入り口と直結しているのでふらりと見て回りました。
ロクシタンに入店すると店員さんがサンプルのハンドクリームを手に塗ってくださいました。いい匂い。ありがとうお姉さん。(買わなくてごめんね)雑貨屋さんに入るとすごくカラフルなキッチン雑貨が目に入ってきました。(中には日本で見たことあるやつもあったけど)価格がお手頃なお店もありました。雰囲気は価格なりでしたが。
とにかく、見ているだけでも楽しい場所でした。物欲よりも疲労が上回り、お買い物したい気持ちもありましたが目的だけ果たして帰ることに。
マリアージュフレールの紅茶を買おうと調べてきていたので探しましたが、もう過去のことだったようです。2020年1月現在ありませんでした。クスミティーはありました。所在地などは旅行記ブログではなく、行く年に本家サイトで調べてから行こうと反省しています。
地上へ。歩いてホテルへ。
時刻は18時半。階段を上って地上に出ると、ライトアップされたエッフェル塔がみえました。
今回行くことはできなかったけれども、ライトアップも見ることができてよかった。
帰りに小さいスーパーに寄りました。疲れて頭が働かなくて、チョコレートだけ買って帰りました。(後で母に言われたのですが、私が買ったチョコは日本でも買えるやつだったらしい。残念。)
母がお会計をしている時に私は初めて見たオレンジこの場で生絞りジュース自動販売機をずっと見ていて気が付かなかったのですが、レジでクレジットカードの処理が分からなくて後ろのおじさんに助けてもらっていました。優しい人ばかりで助けてもらってばかりの旅でした。ほんと感謝。
ホテルに帰って、冷蔵庫にとっておいたものを全部食べ切りました。幸せ。カマンベールチーズ1ケースは2人で4日かかった計算です(母の方が多く食べた)
3日間の観光は無事終了し、お土産を眺めたり、簡単に荷物整理をしてこの日は寝ました。
翌日は朝ゆっくり過ごしてからシャルルドゴール空港に向かいます。