手術した体内の金属は金属探知機に反応する?空港での対応方法

カバンの中

飛行機で出発する前に、保安検査で金属探知機を使ったチェックが行われます。

非常に稀なケースだと思いますが、
「もし手術をしていて体内に金属が入っている場合、大丈夫なの?」というケースについて。

私の母は過去に腰の手術をして、腰椎を金属で梯子のように固定して支えています。なので結構な量の金属が体内にあります。万一この身体の金属が反応し、説明や検査で時間がかかってしまい出国できなくなるなんてパターンがあったら困ってしまうなぁと思っていました。

診断書があれば確実

以下、ANA海外旅行サポートのウェブサイトより引用です。

おからだに金属製の固定具などが入っているお客様

心臓ペースメーカー(または埋め込み式除細動器(ICD))を装着されている場合やおからだに金属製の固定具などが入っている場合、空港の保安検査で金属探知機に反応する場合がありますので、スムーズに保安検査を通過していただけるように、お持ちの証明書などをご提示のうえ保安検査係員にお知らせください。証明書などのご用意がない場合は口頭でお客様の状況をご説明ください。

ANAホームページより

他にも、医療機器や自己注射を利用している方、食物アレルギーをお持ちの方向けのアナウンスもあります。
お医者さんに相談して診断書をいただいて持っていく事が確実です。

私たちが実際に旅行に行った時のこと

しかしながら、証明書がなければ口頭で、との記載から必ずしも証明書が必要ないものと見なして私達は手術後のレントゲン写真をA4サイズの紙にコピーしたものを2部持っていきました。2部なのは万一行きの検査でコピーを回収されてしまい、帰りの時に無くては困ると思い念のためです。

今回私の母はフランスでの往復で何も腰の金属については問われずに一般の人と同じように何も問題無く出国できました。母は今回だけ、フランスでの往復で何も無く通れただけかもしれません。もしかしたら別の国に行った時には質問されるかもしれません。

質問されても、英語で相手が納得信用できる説明ができれば大丈夫なのだと思いますが、国・文化が違うと難しい部分もあると思うので合わせて証明できるものを準備することをお勧めします。