【母娘フランス旅行記・7】パリからヴェルサイユへ移動

旅行記

ストライキで交通網に影響が出たため、(RER C線で行こうと計画していましたが、急遽)昨夜バスツアーでガイドさんが教えてくれたサンラザール駅からL線で向かいます。

駅でストライキ集団とすれ違う

まず地下鉄でサンラザール駅へ移動。この駅が終点なので乗る方向は間違えずに済みました。地下鉄の入り口から乗り場までの地下道の間で、蛍光色のベストを着たストライキ運動をしている集団とすれ違いました。結構な人数でしたよ。

皆目が生き生きとした(?)様子でした。(私にはカメラを向ける勇気はありませんでした。)地上で見た多くのパトカー、大きな銃を持った警官と合わせて、ストライキの様子を身近で見て感じた旅でした。

サンラザール駅で乱れたダイヤを確認

サンラザール駅
2本に1本間引きってことらしい。このサイト、おすすめです。

目的地はヴェルサイユ=リブ・ドワット(Versailles-Rive Droite)です。終着駅なので分かりやすく有難い。この時は電車は2本に1本間引きされていて、今日の時刻表を確認したところまさかの45分待ちでした。

カフェで休憩しようかと思いましたが乗り場がいまいちわからない状態では落ち着かないと思い、調べ物をしたりしているうちに来た電車に乗り込みました。

おしゃれすぎ

車内はとってもカラフル!流石オシャレな国だ…。

車内は空いていましたが、だんだんと若い人が増えていきました。学生さんだったのかも。

ヴェルサイユ=リブ・ドワット駅に到着

まず。帰りの時刻表を確認します。駅の掲示板に貼られていました。フランス語は分からなかったけれど多分これ。

グーグルマップのナビを見ながら、街並みを楽しみつつヴェルサイユ宮殿に向かいます。途中、市場が開催されていました。時間に余裕があれば寄ってみたかったなぁ。

駅前
市場賑わっていました

ヴェルサイユ宮殿到着

見えてきました!到着です。右側の外装修復中の覆いが目立っていて気になります。パネルのデザインは内部の写真らしいです。なんだか宮殿と一緒に大きな紅茶缶が置かれているみたい。こんな感じの紅茶缶があったら欲しいなぁ。

入口には大きな銃を担いだ警官さん(服装的に軍の人?)がたくさんいました。お勤めご苦労様です。場合と見る人によっては結構怖いと感じるかも。
時刻は12:40頃で、入場には数名分並んだだけで5分もかかりませんでした。お手洗いに寄ってから庭園に向かいます。

ヴェルサイユ庭園へ

写真で見たことある有名な景色を自分の目で見れるという不思議じゃないけれども不思議に感じてしまう経験。この視点から見て右側にプチトランの乗り場とチケット売り場があります。

プチトラン乗車

2020年1月時点では往復券の価格は8€でした。グーグルマップによると、小トリアノンの先にある王妃の田舎村に行くには歩くと30分以上かかるとのことで乗ります。言葉がなかなか分からなくて時間かかってしまい後ろの方々すみませんでした…。

往復チケット

プチトランの速度は観光用車体として速すぎず、移動手段として遅すぎない速度でした。車内は優雅な雰囲気のクラシックが流れていましたが、その音楽のイメージよりは速度が出ていること、道がでこぼこしているので車体本体からギシギシメシメシ音がしていてたまに溝があるとガッシャーンって感じで揺れてクラシック音楽がかき消えます(笑)。実用性に優雅さを塗って豪快走行させてて個人的にツボでした。

大トリアノン宮殿

寄り道をして大トリアノンに行きました。15分~20分くらいでササっと見て回りました。本殿よりこぢんまりとしていて落ち着いた雰囲気です。豪華なのは変わらないけれども。

室内は暗かったですがこういう光が漏れている感じ好きです

大トリアノンから小トリアノンまでは歩いていきました。10分くらいで着くらしいですが、人の気がなくて気がつかず通り過ぎてしまい、グーグルマップを見ながら戻りました。

小トリアノン宮殿

やっと到着。大トリアノンよりもさらにこぢんまりとした感じです。

まさかの当時のおトイレ!

王妃の村里へ

小トリアノンを出て、王妃の里村を見に行きます。建物群の側まで行くのに10分弱、「農場」へ行くことを試みて道を探したのが10分強、諦めて出口に戻るのに10分弱で合計30分くらい歩きました。

工事中のようです。
たどり着けなかった農場

当時建物が密集しているので農場がメインなのかなと思っていました。工事中で封鎖されている道もあり、私たちは疲労もあって農場に行くことは断念してしまいましたがメインは見て回ることができました。

あと、結構靴に泥が付きます。レストランに行くときこれじゃぁみっともないよねと、ウェットティッシュで拭こうと思うくらいには付きます。

レストラン「Ore」へ

プチトランに乗って本殿に戻り、休憩にカフェ「Ore」にやってきました。

2020年1月現在のメニューです。

せっかくヴェルサイユ宮殿に来たからには来たことを実感できるような場所にしたいなと思い宮殿内のお店にしました。考えた末にガッツリ食べずにスイーツ休憩にすることに。母はショコラが書いてあるものを選び、私は店員さんにおすすめしてもらいました。(英語頑張った緊張したふぅー…)

で、おすすめされたのが「Le Louis XIV」。メニュー上では「Tartlet of the day」や「Macaroon」などとしれっと並んでいて、最初スイーツであることはわかったんですがこの名称だとどんなスイーツか全く想像できないルイ14世です。多分これは前もって調べてくるか、店員さんとお客さんとのコミュニケーション用仕様の表記なんだろうなぁと解釈。

来たのがこちら。

で、帰国してこの記事書いているときに気が付いたのですが、注文した品が逆にサーブされていて、知らずにお互い食べて帰ってきていました(笑)店員さんが私におすすめしてくれた「Le Louis XIV」は母のお腹へ。奥に写っているのが例のそれです。私は母が注文したスフレを「Le Louis XIV」と信じて食べていたようです。(てか母よスフレ注文した自覚あるなら言ってよ!(笑))

とりあえずルイ14世のお顔がドドーンと書かれているネタ系でなくてよかった。(それだったらそれで歓迎しちゃうんだろうけど。)

以下、件のスフレの感想です。個人的にあまり食べたことない系統で、見た目もゴージャス気分は上々、そしてカロリー的に結構ボリューミーでお腹一杯になりました。食事の後のデザートとして頼んでいたら確実に半分も食べられないボリューム。アイスクリームはのせて食べたほうが良かったんだろうか。一緒に食べると若干さっぱりする感じでした。

母のチョコレートこっちがLe Louis XIV)も一口もらいましたがすごく美味でした。今まで食べたチョコレートで一番おいしかった的な感想を言っていたので良かったです。おそらくネーミング的にヴェルサイユ宮殿店の限定メニューだと思われるので、母にサーブされてしまったのはこれはこれで良かったかも。

(せっかくフランスにいるので)母にエスプレッソを勧め、サーブされたときの (えっ、小さっ…しょんぼり)的な表情に笑いました。知らずに注文するとこうなりますよね。最初はなんだか不満そうでしたが味と付属の板チョコに満足していました(笑)

総評として、アラン・デュカス氏のレストランに来たのだからここはチョコレートを選んで正解だったと思います。

次、ヴェルサイユ宮殿本殿へ